ウォーターフロス vs 糸フロス、口臭に効くのはどっち?歯科医に聞いた結論
「ウォーターフロス買ったら糸フロスいらなくなりますか?」これはよくある質問で、答えは「NO」です。ウォーターフロス(口腔洗浄器)は水流で食べかすや浮いた汚れを飛ばすのには優秀ですが、歯の表面にしっかりくっついた歯垢(プラーク)までは落とせません。では意味がないのかというと、そんなことはない。続かない糸フロスを補い、歯間ケアを習慣化するための強い味方になります。
ウォーターフロスは糸フロスの「代わり」ではなく「補助」です。水流で大きな食べかすや浮いた汚れを飛ばすのには効果的ですが、歯の表面に固着したプラークまでは除去できません。理想は水流(ウォーターフロス)→糸フロス→歯磨きの順番。どうしても糸フロスが続かない人は、ウォーターフロスだけでも「やらないよりは格段にマシ」。口臭対策で一番いけないのは「何もしないこと」です。
脅糸フロスだけでも、水流だけでも不十分
歯間の口臭対策は「糸か水流か」の二択ではなく、「両方どう使いこなすか」がポイント。それぞれの得意・不得意を正しく理解しましょう。
1糸フロスの得意:固着したプラークを物理的にこそげ落とす
糸フロスの最大の強みは、歯と歯の間にくっついたネバネバの歯垢(プラーク)を物理的にこそげ落とせること。このプラークこそが口臭の最大の原因であり、水流だけでは剥がせません。歯科医が「フロスをしなさい」と口を酸っぱくして言うのはこのため。ただし、正しい使い方をしないと歯ぐきを傷めるし、面倒で続かないのが最大の弱点です。
2ウォーターフロスの得意:食べかすの除去+歯ぐきのマッサージ効果
ウォーターフロスは高圧の水流で歯間や歯周ポケットの食べかすを吹き飛ばします。糸フロスでは届かない歯周ポケットの奥まで水流が届くため、歯周病予防に効果があるとする研究もあります。また水流が歯ぐきをマッサージし、血行を促進する副次効果も。とくに歯間が狭い人、矯正装置やブリッジがある人、手先が不自由な高齢者には大きなメリットがあります。
3理想の順番:「水流 → 糸フロス → 歯磨き」
歯科医が推奨する順番は①ウォーターフロスで大きな食べかすを飛ばす②糸フロスで歯垢(プラーク)をこそげ落とす③歯ブラシで全体を磨く④必要なら舌磨き。この順番で行うことで、歯間の口臭原因物質を段階的に除去できます。とはいえ毎日すべてやるのは大変。現実的には、夜は糸フロス、朝はウォーターフロス、といった使い分けでも十分効果があります。
守今日からできること
まず糸フロスだけで3日間続けてみる
ウォーターフロスを買う前に、まず糸フロスを使い続けられるか試してみましょう。やればできるなら、わざわざ機械を買う必要はない。3日続かなかったらウォーターフロスの出番です。
糸フロス ¥300ポータブルタイプのウォーターフロスを選ぶ(¥3,000〜5,000)
卓上型の大きなタンク付きは場所を取り、結局しまい込んで使わなくなることが多い。ポータブル(コードレス)タイプなら洗面所に置きっぱなしでも邪魔にならず、毎日使える。パナソニックやフィリップスなどのメーカーから出ているエントリーモデルで十分です。
ウォーターフロス ¥3,000〜5,000水圧は「弱」からスタート。慣れるまで1週間
初めて使うときは水圧を一番弱く設定。歯ぐきがチクチクするようなら強すぎです。慣れてきたら徐々に上げていく。1週間ほどで適正な水圧がわかるようになります。出血がある場合は歯ぐきが炎症を起こしているサイン。歯科受診をおすすめします。
タダ(設定を変えるだけ)水流+糸フロスの併用で最大効果を狙う
夜の歯磨き時に①ウォーターフロス(1分)→②糸フロス(1分)→③歯磨き(2分)→④舌磨き(10秒)の順で。トータル約4分。これで口臭の原因をほぼ全滅させられます。毎日はムリでも、週3回から始めてみてください。
糸フロス ¥300/月どうしても糸フロスが無理なら水流だけでもOK
「糸フロスがどうしても続かない」という人は、ウォーターフロスだけでも続けてください。「水流ではプラークが取れないから意味がない」は極論。なにもしない状態より水流だけのほうが口臭も歯周病リスクも格段に下がります。完璧を目指さず、続けられることを優先しましょう。
継続は力なりウォーターフロスの水圧を上げすぎない。歯ぐきを傷つけると歯周ポケットが深くなり、かえって細菌が入り込みやすくなります。ウォーターフロスを買ったからといって歯科検診をサボらない。歯石は水流でも取れません。プロのクリーニングは必須です。タンクの水は毎回交換。水を入れっぱなしにすると雑菌が繁殖し、それを口の中に噴射することに。衛生的に使いましょう。
歯間の口臭ケアにおすすめのアイテム
家にあるもので足りるものは先に書いています。買い足すときだけ、サイズ・送料・在庫を確認してください。